末梢神経障害を伴う大脳皮質小脳変性症(ACCPN)

精神遅滞と脳梁の一部または全欠損に伴う進行性の感覚運動病理。

脳梁は、数百万本の神経軸索からなる脳内で最大の結合構造であり、両大脳半球間の情報伝達を担っています。

アンデルマン症候群として知られるACCPNは、精神遅滞と身体障害を伴う進行性かつ重度の感覚運動病理です。常染色体劣性遺伝をする非常に稀な症候群で、カナダのケベック州を起源とする集団に特に多く見られます。

ACCPNに関連する遺伝子はSLC12A6で、胎児期の脳梁の発達における神経細胞の移動に関与しています。

症状

ACCPNは、反射の欠如を伴う重篤で進行性の感覚運動ニューロパチーを特徴とする。感覚・運動障害は通常、生後間もない時期に現れ、生後1年目から筋緊張低下、歩行開始の著しい遅れ(4歳頃)が認められます。

ACCPNの患者さんは、通常14歳くらいで歩けなくなります。病気の進行に伴い、拘縮や筋肉の萎縮が起こる危険性があります。また、側弯症や知的障害もよくみられます。

疾病管理

小児科医、神経科医、精神科医、整形外科医、理学療法士からなる多職種チームによる患者フォロー。

解析された遺伝子

SLC12A6

参考文献

Bogdanova-Mihaylova P, McNamara P, Burton-Jones S, et al. Expanding the phenotype of SLC12A6-associated sensorimotor neuropathy. BMJ Case Rep. 2021 Oct 27;14(10):e244641.

Gauvreau C, Brisson JD, Dupré N. Hereditary Motor and Sensory Neuropathy with Agenesis of the Corpus Callosum. 2006 Feb 2 [updated 2020 Sep 17]. In: Adam MP, Mirzaa GM, Pagon RA, Wallace SE, Bean LJH, Gripp KW, Amemiya A, editors. GeneReviews® [Internet]. Seattle (WA): University of Washington, Seattle; 1993-2022.

Howard HC, Mount DB, Rochefort D,et al. The K-Cl cotransporter KCC3 is mutant in a severe peripheral neuropathy associated with agenesis of the corpus callosum. Nat Genet. 2002 Nov;32(3):384-92.

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